魚を継続して食べる工夫

毎日魚料理を食べたいと思う方は多いと思いますが、「魚は高い」「魚は調理が大変」という声を聞きます。私も以前はそんな1人でした。
魚の値段については、確かに高いなーと思うこともしばしばですが、ちょっとだけ工夫して、魚料理を日々取り入れるようにしています。工夫の内容をご案内しますね。

肉と比較して

魚は肉と比較すると、本当に値段が高いのでしょうか?楽天マートさんに掲載されていた魚と肉から、家庭料理でよく使われると思われるアイテムの100gあたりの値段とタンパク質量(g)を出してみました。

【魚】※いずれも切り身(マグロは切り落とし)
100gあたりの値段  タンパク質量
サンマ 310円        19g
サバ  199円        21g
サケ  218円        22g
マグロ 468円        23g

【肉】
100gあたりの値段  タンパク質量
鶏もも 118円        25g
鶏むね  78円        25g
豚こま 179円        18g
牛こま 359円        19g

確かに、牛肉は飼育期間が長いため、魚よりも値段が高いですが、豚・鶏と比較すると、「魚が高い」と言うことはできそうです。また、タンパク質量を重視するのであれば、鶏のコストパフォーマンスの良さはダントツです。

とは言え、魚には魚に多く含まれる栄養素(DPAやIPAといった脂肪酸)がありますので、魚もバランスよく食べたい食材です。そこで私がたまに使うのが、「アラ」になります。

鮮魚コーナーの隅に、アラがおいてあったりするのをご覧になったことはないでしょうか。アラとは魚をおろした後に残る頭や尾、背骨周辺の中落ち、かまなどの部位で、食べられないところが多かったり、骨が多かったりするのですが、味は同じ、栄養価も同じです(部位によってはアラの方が栄養価が高いことも)。そして値段は安い!100gあたり100円しないことが殆どです。私はこのアラで良さそうなものを見つけると、喜んで買って、煮たり、焼いたりして食べています。

お勧め調理方法

魚は調理が大変、調理をすると臭くなるからイヤ、という方もおられるかと思います。私も調理が大変なものは出来ませんし、臭くなるのも困ります。
面倒くさがり屋の私が、日々やっている調理方法をご案内します。

①焼く
オーブンをお持ちであれば、焼くのがお手軽です(私はヘルシオの「焼く」というメニューで焼いています)。もしくはフライパンにオーブンシートを引いて焼けば、くっつかずに簡単に焼けます。ヘルシオでもフライパンでも15分位で焼けます。

下準備は焼く10分位前に魚に塩をかけ、余分な水分と共に臭みをとるだけです。物凄く簡単ですよね。

②煮る
ホットクックをお持ちであれば、魚を内釜に入れて、調味料を入れて煮魚メニューを押すだけ。もしくは少し深い鍋に調味料(酒:しょうゆ:みりん:水=1:1:1:3位)を入れて、煮立ったら魚を入れて、落し蓋をして10分位煮ればOKです。もしくはコンソメキューブで煮れば、洋風の煮魚が出来ます。

鍋で煮ると少々手間ですが、それでもトータルでかかる時間は15分位です。下準備は、魚の皮に切れ目を入れる位です。

気になる匂いですが、上記の方法であれば、どれも蓋になるものがあるせいか、さほど臭くなりません。臭くなるのは、コンロのロースターを使う場合だと思っています。

匂いを気にしないで食べられるのはお刺身ですが、刺身になった状態で売られている魚は分量が少な目ですので割高となり、毎日続けるのは大変です。
適宜、アラなどを取り入れて魚料理を楽しんでいただければと思います。

これも魚だった

魚料理には入りませんが、食べる煮干しや、しらす干しなども魚です。煮干しはタンパク質も豊富ですが、カルシウムも豊富で、栄養十分。しらす干しは、煮干しには劣りますがタンパク質、カルシウムなどやはり栄養豊富です。

そんなに栄養豊富であれば、調理する必要ないし、煮干しやしらす干しを食事の時に頻繁に食べればよいのではと思うかもしれません。
ですが、煮干しもシラス干しもプリン体を多く含む食品ですので、高頻度での摂取はあまりお勧めできません。

まとめ

日常的にはお手軽な魚の切り身、鮮度の良いアラを見つけたらアラ、ご褒美的に刺身、気分転換に煮干しやしらす干しを取り入れて頂くなどして、魚を日々取り入れる参考にして頂けると嬉しいです。

追記

調理後の家電(ヘルシオやホットクック)の匂いが気になるというお声を頂いたので、対策について追記します。

魚の匂いの原因はトリメチルアミンというアルカリ性の物質です。となると、酸性の物質で中和させればよいとなります。これは魚を調理した手が臭い時も一緒でして、手をお酢で洗ってみて下さい。

蒸気となった匂いは時間の経過とともに無くなりますが(換気扇はつけておきましょう)、厄介なのは、加熱により揮発したトリメチルアミンなどが家電の内側にくっついて、匂いを発することです。

対策としては
①清掃機能のある電子レンジオーブン等であれば、まずそれで庫内を清掃し、ふき取る。もしくはレンジクリーナーを使ってふき取る(拭いたら捨てればよいだけなので、凄く楽です)。ホットクックは内鍋など洗えるものは水洗いする。洗えない個所は、濡れ布巾で拭く。
②清掃機能は水蒸気なので中性、クリーナーは殆どが中性なので、次に酸性(お酢など)の物質を使ってもう1回ふき取る。ホットクックの洗えない個所も同様にふき取る。※濡れ布巾にお酢を浸み込ませたもので庫内をふく

これで大分匂いが気にならなくなると思います。
ホットクックであれば、内蓋も取り外して洗ってしまうと、ほとんど匂いは残りません。ヘルシオなどのオーブン形状のものは、小さい穴が空いていたりなど形が複雑なので、完全に匂いを除去するのは1回だと難しいでしょう。それでも、次に調理したものに魚の匂いが移ることはないと思います。

匂いのせいで、魚料理を敬遠するのはちょっと勿体ない。
匂いをコントロールする術があったら、コメント欄で教えて下さい❣

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